Prego代表の渡辺です。
今回はベーシックカット動画マニュアルの内容を一部ご紹介したいと思います。
どんな感じで学べるか参考にしていただければと思います。
動画マニュアルの目的
カットマニュアルは各サロン用意されていると思います。
サロンによって何を伝えたいか?の目的はバラバラですよね。
Pregoのカットマニュアルは、まずベーシックカットをベースにしています。
そして、汎用性が高いもの、つまり実践で役立つ引き出しの量と質を上げられるものになっています。
個人的にあまり意味がないな~と思うマニュアルは、スタイルの切り方だけを教えるマニュアルです。
これって汎用性がなくて、実践で活かしづらいからです。
髪質やライフスタイルは千差万別ですから、全員に同じ切り方当てはめても失敗します。
たくさんのスタイリストを見てきて思ったこと
今まで多くのスタイリストのカットを見てきて思ったことが、
「頭の中のイメージと引き出し方が伴っていない」
というケース。
全てではないですが、慣れでなんとなく感覚で切っている部分が結構ある。
ベースカットで取れるところをセニングでぼかしてしまう。
いらない長さで軽くされた毛先はおさまりが悪いので再現性が悪い。
というのを多く見てきました。
慣れと感覚で何とか出来てしまっているのでそのままになっているんですね。
リピートや指名って、カット技術だけでなく人間性の影響も大きいですから、大体要望のスタイルになっていたらリピートします。
だからそれ以上の「質」はどうしても後回しになりがち。
でも、その陰でそれなりに失客もしてしまっているし、単価が上がればその率はどうしても増えてしまいますよね。
そのような方たちもリピートできるようになることで、早くたくさんの方から求められるスタイリストになれます。
それは長く安定して働けることにもつながってきます。
例えばアウトラインがきれいな直線で構成される前下がりボブでいうと、耳後ろらへんのアウトラインが持ち上がって穴が開いてしまって綺麗な直線にならない方が多いです。
また、それを理解したうえで、アウトラインをワンレンで切ってカバーしている方も多くいます。
しかしそれは、アウトラインに野暮ったさを出したくない方には不向きな切り方で、かといってワンレン部分をセニングで軽くするとダースベイダーみたいに跳ねやすくなります。
「アウトラインから綺麗なグラをつけつつ穴のあかない切り方」の習得を目的にしたマニュアルになっています。
実際の「前下がりボブ」の動画マニュアルがこちらです。
ベースカットは10分で切れる内容。
もちろんもっとスライスを細かくとった方がきれいに重なりますが、理論さえわかればそれは自分で調整ができます。
「なんでそうなってしまうのか?」
「なんでイメージしている通りにならなかったのか」
という失敗の多くをリストアップして、それらをスタイルに交えて覚えやすいようにしたのがPregoのベーシックカットマニュアル。
これができないと、いくらスタイルの切り方を学んでもそのイメージをちゃんと切れることはないのでとても重要視しています。
スタイルのことや、より実践に対しての勉強は営業時間中に行う定期練習会で行っています。
「モヤっとしている部分をを解消してもっとカットがうまくなりたい」
「不安なくカットができるようになりたい」
という方は、スタイルではなく、ベーシックカットを見直すことをお勧めします。
是非参考にしてみてください。