オリジナルシャンプー&トリートメントの開発Vol.④〈試作品第3号の仕上がり〉

代表の渡辺です。

「Pregoダメージ&エイジングケアシリーズ」の試作品第3弾が完成してきました。

とうとう大詰めの今回はトリートメントのみとなります。

今までの道のりはこちらになります。

前回の改善点

前回は、髪の強化を目的としたポリイオンコンプレックスという疑似キューティクルを形成するイオン反応と内部補修の効果がしっかりと出ていました。

しかしその反面、ちびちび入れていた脂質とのバランスが悪く今回はもう少し脂質を足したサンプルを作ってもらいました。

ペタッとしないのにしっとり滑らか

という質感を目指しているのですが、しっとり感がもうちょっとほしいなって感じでした。

その理由は、僕があまりにも脂質を抑え過ぎていたことが原因。

美容室で扱う製品平均の1/4くらいしか入れてなかったんです。
疑似キューティクル形成だけで毛先までつるっとすると思ったのですが、毛先のダメージが大きい方にはちょっと足りなさそうでした。

そこで今回出来上がったのはこの二つ。

配合成分は同じですが、製造業者の計らいで固めと緩めを作ってくれました。

今までは緩めベースだったので、ここにきてまた新たな選択肢が生まれてしまうかもしれませんが。。。

試作品第三弾の使用感

めちゃくちゃいいです。

前回の予想通り、脂質の滑らかさと疑似キューティクルによる強度UPのバランスがかなり良くなりました。

重くないのにしっとり滑らかな指通り

まさにこれです。

僕は毛が細く、量も多くはありません。軽い感じの毛質。

さらに海(サーフィン)とカラーで毛先は結構なダメージ。

毛先のバサバサ感の変化と、ペタッとしないでしっとり艶々な感じを試すのに持って来いの状態。

そんなモデルに丁度いい髪で数日試してみました。

指通りは滑らかでしっとりしているのに、分け目や前髪は立ち上げやすく、洗い流さないトリートメントを使用しなくてもツヤっツヤ。

これで洗い流さないトリートメント付けたらかなりいい感じになりますね。

シャンプーもかなり滑らかさと艶にこだわっているので、二つ同時に使っていることもありかなり実感度が高いのだと思います。

ふんわりしやすさについて

あたりまえですが何もしなくても勝手にふんわりするようなことはありません。

ふんわりするように乾かしたときに、油分が邪魔してペタッとしたりすることがなく、立ち上がりをつけやすいという意味です。

今までのふんわりさせやすいものは油分をかなり減らす設計でしたがその分ごわついたり艶や滑らかさが物足りませんでした。

しかし今回のPregoのものは、ふんわりさせやすいのにしっとり滑らかを実現させたものになります(髪の状態にもよります)

今回の改善点は?

僕の髪には100点でしたが、もう少し髪の量が多い方や、髪質が固めの方にはちょっと物足りないかも。

どんどん欲が出てしまいますね。

ただ、このシリーズは「足りない重さは洗い流さないトリートメントで補う」という考え方がコンセプト。

従来のシャンプーとトリートメントの二種類でどうにかする考えの処方では、重め設計だと軽め好きにはペタッと感じるし、軽めにすれば広がる人は物足りない。だからしっとりタイプとサラサラタイプで分かれることが多いいんですよね。

2種類だけでは、シャンプーとトリートメントに髪と頭皮本来に良いものを盛り込んで作ることが難しくなるということです。

それを洗い流さないトリートメントを入れた3種類で考えることで、ひとつひとつに役割が明確化できるので、その役割に必要な成分を全振りできるわけです。

なので、今回の試作品で「もう少し重さが欲しい」という方には、やや重めの洗い流さないトリートメントを使ってもらうことで解決できるというのが当初の読みでした。

髪と頭皮に必要なケアをしっかりして、足らない質感を洗い流さないトリートメントで補うってことです。

ただ、、、

それを踏まえても、

もう少しトリートメントの質感をコントロールできそうなんですよね。

というのも、

もう少し脂質を増やしても軽めが好きな方(ペタッとしたくない方)に満足していただけると思ったからです。

であれば、もう少し脂質を増やすことで、もう少しだけカバーできる髪質を広げることが出来そう。

低刺激、色持ちup、育毛効果、抜け毛予防、毛髪強度アップ(疑似キューティクル形成、内部補修)、ハリコシupといった効果面に加え、

圧倒的な艶、重くないのに滑らか、といった質感面、

これらが欲しいと思う方はたくさんいると思います。

多くの方に質感さえ気に入っていただければ、多くの方にこれらの効果のあるシャンプートリートメントをお勧めすることが出来ますので。

とはいっても、あまりに万人受けを狙えば特化したものはなくなってしまいます。

それを踏まえてもう気持ち調整をしてみようかと思いました。それが重いようなら現状に戻そうかと思っています。

しかも!

固めタイプ。

こっちの方が効きがよかったんです。

緩いと馴染ませやすいけど薄づきになってしまうのかな?

これは他のスタッフで試してもそうだったので確かかなと。

ということで、

時間がかかって大変申し訳ないのですが、次を最後の調整にしたいと思います(おそらく)

次に質感をもう少し調整して、粘度をポンプで出せる限度まで上げる予定。

それを使ってみて、このままがいいのか、新しいものがいいのかを決めようかと思います!

香りがまだ、、、

香りはまだ決まりません、、、。

次のサンプルの時に、実際にシャンプーに異なる香りを付けたものを作ってもらい、その中から選ぶ予定です。

↑こちらの最後でも書いていますが香り勝負ではないので、「香りでイヤ」ってならないものを選びたいなと考えています。

「好き」よりも「嫌いじゃない」

これが多くの方に良いものを使ってもらえるのではないかと考えています。(香り大好きな方すいません)

もうすぐ届くサンプルの中での本命は、ラベンダー油とベルガモット油を混ぜたものになります。ラベンダーは主張が強いため、割合を抑えてもらっています。そしてさらにそこから香り自体もちょっと薄めの配合にする予定です。

ボトルデザイン

デザイナーが入るみたいなのですが、表示させる内容はこちらで考えなくてはいけないんですよね。

シャンプーボトルは透明の容器ですが、中身が真っ黒なため黒バックにゴールドの文字が入る感じです。他社のものですがこんな感じ↓

まずはデザイナーに渡すためのデザインを僕が作成したのですが↓

センスのかけらもありません。

スタッフに見せたら、「薬みたい」って言われる始末。ここからデザイナーがいい感じにしてくれるという流れだと言ったのに。。。

次にこれをデザイナーに渡して作ってもらったのがこちら↓

なんか一気にいい感じになり、これで決定になりかけたのですが、「shampoo」の文字が訴求したい部分より大きいのが気に入らない(僕の主観です)

shampooを小さくしたり、消して下の文字を大きくしたりしたのですがバランスが悪いとなり、最後はこちらに↓

アイディアが出てこないのでシンプルに変化球無しでいくことにしました。

これで黒バックにゴールドの文字になります。

あとは香りだけです。

完成を楽しみにしていてください!

それでは!

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