代表の渡辺です。
現在Pregoでは、サロンのコンセプト同様の大人女性の髪の悩み改善を目的としたオリジナルシャンプーとトリートメントの開発を始めました。
完成までの道のりをブログでお知らせしていきたいと思います。
開発のきっかけ
市場の何十倍~何百倍の有効成分を使った実感度の高い商品を使ってもらいたい。
という思いが開発のきかっけでした。
というのも、通常美容室ではメーカー品を仕入れて販売していますが、謳っている有効成分の配合量は微々たるものがほとんどだからです。
高価な有効成分の配合量を0.1%とかにすれば配合を謳いつつコストは抑えることができますよね。
じゃあなんでそんなにコストを抑える必要があるのか?
良いものを入れて相応の価格にすればいいのでは?
と思いますよね?
しかしそれが難しい二つの理由があるんです。
①ディーラーの利益分も価格に乗っている
美容室は直接メーカーから仕入れられず、ディーラーを通す必要があります。
〈メーカー〉→〈ディーラー〉→〈美容室〉→〈お客様〉
という形でお客様に販売されますが、3者の利益を考えつつ極端に高くなり過ぎない価格にするためにはまず開発費用を抑えるしかありません。
高価な有効成分を実感度の高いレベルまで配合したら、お客様の手元に来る頃には結構なお値段になってしまいますので。
②製造業者が抱えるコストが違う
メーカーが製造する場合と、美容室向けにオリジナルシャンプーを開発してくれる業者が製造する場合では業者が抱えるコストが違うため、同じ卸値でも製造原価が変わってきます。
メーカーが製造する場合
人をたくさん雇っていますし、有名美容師やモデルを使い大々的に宣伝もするため人件費と宣伝広告費がたくさんかかります。それらを踏まえて利益を上げつつ、ディーラーも美容室も利益が出たうえでお客様の価格が高くならないようにするためには製造原価を抑える必要があります。
抑えるということは、水は多く、有効成分の配合率を少なくして、油分などで実感しやすいように調整したりします。
開発業者が製造する場合
人件費と宣伝広告費はメーカーほどかからないため、メーカー製造品と同じ卸値でも有効成分の配合量は何十倍~何百倍も違います。しかもディーラーを通さないからその分も材料費に回せる。
このようにメーカーと同じ卸値で仕入れたとしてもそこには
- ディーラーの取り分
- コスト分
が含まれていないため、その分がすべて品質に振れるというわけです。
これが『実感』を大切にする私たちがオリジナル商品を開発しようと思ったきっかけになります。
ではどんな成分をたくさん入れて、どんな効果のある商品を開発しようとしているのか?
こんな効果を求めて作成
大人女性が求めているものをピックアップしてから開発を進めました。
- 低刺激
有効成分:アミノ酸系界面活性剤数種ブレンド
洗浄成分の強い市販のものでかゆくなってしまう方にもおすすめ。 - ダメージ補修
有効成分:高濃度ケラチン
頻繁な白髪染めに加え紫外線やパーマなどのダメージ毛を補修。 - ハリコシアップ
有効成分:ハリコシの出やすい界面活性剤使用
ペタッとしやすい方のためにごわつかせずにふんわりしやすく。 - 艶アップ
有効成分:カチオン、アニオン
安い油でごまかさないから重くなり過ぎず、つるっつるで艶々な髪に。 - 育毛ケア
有効成分:高濃度の幹細胞エキスと12種類の育毛成分
これが非常に高価なのですが(汗)、市場で同じように謳っている商品の何十倍~何百倍の濃度で入れる予定!※だからと言って急に太くなったり生えてきたりしません。 - 白髪染めの残留成分除去
有効成分:高濃度ヘマチン
残留成分を早期除去することで育毛効果や白髪増加を防げる。 - 抜け毛防止
有効成分:高濃度ヘマチン、幹細胞エキス、育毛成分
自然脱毛以外の脱毛を抑える。 - カラーの色持ちアップ
有効成分:高濃度ヘマチン
白髪染めの色持ちをよくしてくれます。
なんと、こんなにたくさんの効果を持たせることが可能なんです。
「こんなに盛り込んだら一個一個の成分が少なくなるのでは?」
と思いますよね?
そんなことはありません!
なぜかというと、
- 水の量を減らして成分の量を増やすから
- 一つの成分で2〜3の効果を期待できから
です。
すべての成分がメーカー品の配合比率をはるかに凌ぐ量入れます。
それでいて販売価格は、
300ml:4,500円(仮)
シャンプー、トリートメントどちらもこちらの料金を予定しています。
作っていく中で最終的に変わったらすいません。。。
だとしても絶対に大幅には変わりませんので。
現在Prego一押しで一番売れているシャンプー(トイトイトーイ)は400mlで5,700円。
トリートメント(リケラエマルジョン)は200mlで4,200円となっています。
シャンプーはほぼ同等のg単価、トリートメントは割安にはなりますが、どちらも有効成分の配合量が桁違いになるということです。
質感
目指している質感は、『髪一本一本が保湿されて滑らかな指通りで』です。
保湿されているけど重くない感じです。
年齢と共に気になるお悩みには、
- パサつきでまとまらない
- 艶が減った
- ふんわりしなくなった
- 傷みやすくなった
などがあります。
パサつきや艶が気になるからと言って油分で対応すると、余計ふんわりしなくなります。
市販品もそうですが、油分って安くてわかりやすいから結構使われるんです。
しかし油分でごまかして重くはしません。
毎日使うと蓄積して少しずつ重くなってしまうためです。
最初良いと思って使ってたけど重くなってきた経験はないですか?
かといってサラサラでふわふわ軽いのかというとそういうわけでもありません。
指通りはつるっとした滑らかさを感じ、でも重くはない。
そうなると、物足りないと感じる方もいます。
乾燥、多毛、癖毛で広がる方です。
そのような方にはアウトバス(洗い流さない)トリートメントで質感の調整をしてもらいます。
従来のシャン、トリの2種類であらゆる髪質に対応しようというのは無理があるので、私たちはアウトバスも含めた3種類で理想の質感をコントロールすることを考えて開発しています。
役割が分散されることで、1種類当たりのパフォーマンスがかなり良くなるからです。
自社製商材は全てがいいとは限らない
最近ではこのような自社製の商材を作るサロンが増えてきています。
しかしその中身も千差万別。
なぜかというと、
ディーラーを挟まないのをいいことにさらにコストも抑えて利益に全振りする人、
ターゲットが明確じゃなくなんとなくいいと言われる成分を入れてみた人など色々います。
決定的違いは、OEMかODEか?になります。
ODMとは設計から製造すべて業者に任せること。
OEMは設計や開発をこちらで行い、製造を委託するような感じ。今回のPregoはこちら。
なので前者のODMでよくあるのは、製造業者があらかじめ作ってあるシャンプーのラベルを自分の店のラベルに張り替えて自社製として販売するもの。安くて小ロットで作れるためこちらを利用するサロンも多いと聞きます。
が、これってなんちゃって自社製ですよね、、、。目的やこだわりがなく、差別化を図るだけって感じがしてしまいます。それも戦略のひとつだとは思いますがお客様に響くのかな?と。
現在Pregoでは専門家の意見を取り入れながら、どうやったら大人女性の髪の悩み改善をサポートできるか一緒に考えて作っています。デメリットは小ロットで制作できないので、、、ってところだけですね。
現在サンプル作成中
このような方向性で現在サンプルを作ってもらっています。
最近僕の髪も結構伸びて、海水や紫外線で傷んでるし、細くてペタッとするので試すのに持って来いの状態。楽しみです。
サンプルが出来たらその使用感も含めてまたご報告させていただきます。
絶対に良いものを妥協せずに作りますので期待してお待ちください!
次では使用感も含めてどんな髪質の方に合っているのか?などもご案内したいと思います。
それでは。